RubyWorld Conference 2026 開催趣意書

RubyWorld Conference へようこそ。今年も例年通り、松江の地で RubyWorld Conference が開催されることになりました。ぜひ松江市まで足を運んでいただきたいです。テクノロジーカンファレンスの最大の魅力は、さまざまな背景を持つ人々と直接交流することです。「Ruby の聖地」とも呼ばれる島根県松江市での交流は、Ruby コミュニティの「今」を実感する機会となることでしょう。また、直接対話によって生まれるインスピレーションが Ruby の明日に良い影響を与えることと信じています。

Ruby には信頼と安定に裏付けられた実績があり、世界中で欠かせないいくつものサービスを支えています。その一方で、生成 AI の登場は、プログラムの書き方や開発者の役割そのものを大きく揺さぶり始めました。コードを書くという行為の意味が問い直される中で、人が読んで楽しく、簡潔で扱いやすい Ruby のような言語こそ、むしろ AI の時代に適しているのかもしれません。その読みやすさや簡潔さは、コードの書き手が人であっても AI であっても、変わらず活きるはずです。

実際、Ruby の進歩は止まりません。今でも毎日大量の更新が行われ、よりよい未来のために日々提案と改善が続けられています。本カンファレンスが、AI の影響で急激に変化しつつある Ruby プログラミングシーンを目の当たりにする機会となるよう、私たちも力を尽くします。未来をただ待つのではなく、自ら作り出そうとする Ruby コミュニティの姿をぜひご覧ください。

今年は、Evil Martians の CEO である Irina Nazarova 氏を基調講演者として招待しました。Evil Martians は、スタートアップから成熟した企業まで幅広く支援する、Ruby コミュニティでも有数のソフトウェアコンサルタント会社です。変化の最前線に立つ視点から、Ruby とそのエコシステムがこれからどこへ向かうのか、刺激的な話を聞かせてくださることでしょう。

RubyWorld Conference 開催実行委員会
委員長 まつもと ゆきひろ

過去の開催趣意書